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本格推理小説談義

80年代後半、綾辻行人の【十角館の殺人】で狼煙をあげた新本格推理小説ムーブメント。
社会派推理小説全盛時、この古くて新しい推理小説は強烈な一撃だった。
それ以来、【館シリーズ】は全て読破、保管している大好きなシリーズだ。
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しかし当時、この新本格に対しての風当たりは辛辣なものがひじょうに多かった。
俺はこのムーブメントの時、リアルタイムだったのでよく覚えているが、その後の隆盛を見れば明らかだし俺も本当によく読んだ。
その新本格ムーブメントの突破口は【十角館の殺人】だが、それ以前、島田荘司の【占星術殺人事件】が無ければ、その流れはまた違ったものになっていたかもしれない。
これは新本格がピストルズ、ダムドらが巻き起こしたパンクムーブメントなら、島田荘司はMC5、ストゥージズとすれば分かりやすい。
【占星術殺人事件】はそれほど凄い作品だ。
【斜め屋敷の殺人】のトリックもスケールで言えばデカいが、【占星術殺人事件】のトリックは無比。
これを超えるトリックはもう出てこないだろうな。
個人的には島田氏の【異邦の騎士】はジャンル問わず、日本文学の中でトップクラスだと思う。
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その新本格の流れにまた違う方向性を示した作家達がいる。
その一人が麻耶雄嵩。
【翼ある闇】【夏と冬の奏鳴曲】は、推理小説のお約束を悉く裏切りぶった切る。
アンチミステイリィの一言では、片づけられない現代の奇書である。
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80、90年代本格推理でも読んでいないものが、まだいくらでもある。
今日、岡島二人の【そして扉が閉ざされた】を完読したが、これはおもしろい。
核シェルターに閉じ込められた四人が織り成す二転三転、事件究明劇。
この著者の作品は必ず網羅する。
そう思ったほどの作品だった。
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by boogie444 | 2013-04-30 22:45 | 日常 | Comments(0)

銚子、常世田薬師

ガキの頃からの固定概念からか、寺というと住職がいて檀家があるもんだと思い込んでいた。
だから無人寺というと、どこか非日常という感じがするのだが、その無人寺が銚子にある。
それが国指定重要文化財、木造薬師如来像で有名な常世田薬師である。

木造薬師如来像は何百年も人知れず眠っていたが、昭和の時代に発見され大騒ぎになったそうだ。
仏像の製造年月をめぐり論争が論争を呼び結局、鎌倉初期に創られた事が判明。
毎年1月8日のみに御開帳が行われ、こんな俺でも何かスゲェものを見たような感じがした。
さすが後背全長2.3m、国指定重要文化財。
脇を固める飛天音声菩薩12体もまたいかす。
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この常世田薬師が無人寺になったのは大正時代で、それ以来近隣の人々の努力によって維持されている。
これは並大抵の努力じゃないんだろうな。
因みに茅葺屋根が印象的な本堂は、千葉有形文化財に指定されている。
その内部も御開帳の日には見れる事があり、鐘があった場所から見る周辺も、また別の趣を感じさせてくれる。
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また、この常世田薬師にはもう一つの異空間が存在する。
それが仁王門付近に存在する洞窟だ。
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その昔、一人の僧がゲンノウとノミだけで岩盤を削ったそうだが、洞窟内部には削り取った岩で創った石仏がずらっと鎮座している。
古書【海上郡史】によると、洞窟の長さ109m、石仏の数は49体。
俺は洞窟を一周してきたが、一番奥には「ん!?」と、驚かされる空間がまた存在している。
ただ、電気が無いとよく見えんし、岩盤が湧水で滑りまくるので、一周してやろうと意気込む人は、どうぞ気を付けるがいい。

それと1668年に創られた仁王門には、古の力士を思わせる仁王像が睨みをきかしている。
筋骨隆々で、いかにも破壊力を感じさせカッコイイ。
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俺は仏門にはまったく精通していない。
だが、自分の住む街を知ることは悪い事では無いと思っている。

聞かれたら答えられる。
その程度でも、街の楽しみ方は少なからず変わるような気がするのだ。
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by boogie444 | 2013-04-24 19:11 | 歴史&散歩 | Comments(0)

近況

ここ1か月くらいというか、まぁ日々変化がある訳だ。
そんな中、印象に残っている出来事をいくつか。

知り合いのカフェで映画の上映会があった。
その映画はベルリン映画祭で賞を取ったのだが、配給会社がつかず日本じゃ公開されなかった。
そこで銚子の有志が立ち上がり、今回のイベントへの運びとなったのだ。
そこでは各人が絵や手作りの小物などを安価で販売していた。
俺は芸術とは無縁の世界にいるが、こういうのはガンガンにやった方がいいと思うのだ。
次回映画作成の為の募金もやっていたが、俺も微力ながら寄付してきた。
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翌日家族で出かける。
娘ももうすっかり年頃だが、俺らはよく話す。
人と比べた事が無いので分からんが、きっとおもしれぇ家族なんだろうな。

一か月くらいで小説、12冊くらい読んだんかな?
後で書こうと思うが、芯に来たのがいくつか。
まだまだ読んでないものが無数にある。
だけど、それはずっとそうなんだろうな。
読んでない、知らない、が多いほど楽しみがまだあるって事だもんな。
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ジャンパー着られるのもそろそろ終わり。
さて、春の中つかつかと歩こうかのう。
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by boogie444 | 2013-04-15 19:01 | 日常 | Comments(0)

素晴らしき日

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不条理を見受けた日。
クタクタに疲れた日。
俺はダムドの1stを大音量で聴く時がある。
その緊張感と疾走感は初めて聴いた少年時代から、まったく変わる事がなく五臓六腑に響き渡る。

ブライアンジェイムスのギターは、俺の中では人類史上最高の一つ。
ラットのドラムもそれと同様で、NEW ROSEのイントロはのたうち回るほどカッコイイ。
その二人が来日した時、俺は同じステージに立つことが出来た。
これは凄まじい事で、何よりも最高の気分だった。
地元からも、およそ30人近くの仲間達が駆けつけてくれた。

だが、話はそれで終わらない。
LIVEが終わった後、ブライアンから俺は声をかけられた。
俺はアホなので英語が分からん。
だが、最後の「YOU ARE GOOD PUNKS」の一言だけは聞き取れた。
だから俺も「しーゆーあげいん」と返した。
それは今、考えても熱くなるエピソードだ。

それで話は終わらない。
あのラットはわざわざ俺にメッセージを書いてくれた。
全盛期のレッドツェッペリンのジミーペイジとロバートプラントが、ダムドを見て特にラットに感銘を受けたという、有名なエピソードがある。
そのラットがTO SYUJI YOU PLAY GREATと残してくれた。
これは夢を見ているような事実で、俺にとってもはや家宝で部屋に飾ってある。

そして、その日ヴォーカルをやったTEXAS TERRIも最高だった。
俺が楽屋でギターを弾いていると、自らのCDを手渡された。
後日、家路に着き聴いてみると俺はぶっ飛んだ。
しかも参加しているROKERも元、MC5のウェンクレイマー、アリスクーパー、ランナウェイズのヴォーカル等、そうそうたる面子。
当然、音も最高だった。

この素晴らしい日からすでに10ヶ月。
何とも早いものだのう。
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DAMNED DAMNED DAMNED 30TH ANNIVERSARY EXPANDED EDITION
この三枚組を聴くがいい。
ロンドンパンク一発目。
NEAT NEAT NEATだけでも脳天を叩き割られる。
もちろんTEXAS TERRI BOMBも最高だ。



ん?、今日はCAROL解散日だ。
LAST LIVE、聴いて寝るとする。
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by boogie444 | 2013-04-13 23:53 | JET GENNOUS AND MORE | Comments(0)

生まれ変われ

昨晩、DJあさみプレゼンツ、THIRTYNIGHTS、ご来場の皆様にスペシャルサンクス。
携わった全ての人達に感謝致します。
約半年ぶりのGUMBOだ。


LIVEではアンプは吹っ飛ぶは、GIG後、脱水及び酸欠からの頭痛。
翌日は筋肉痛に苛まれながらも全然それいい。
新曲[バズーカ砲]まだまだカッコ良くなる。
ただもっと、がめつく演らないかん。

そして今月、JET GENNOUSはレコーディングに入る。
それと更なる新曲も仕上げる。
LIVEはメンバーの予定が決まり次第動く。
まだまだJET GENNOUSは結成4か月。
始まったばかりだ。
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そんで先週土曜日の話だが、友人達と飲みに行き日本酒で記憶ほぼ無し。
朝起きると猛烈な二日酔い。
だが、脳も肉体も無理やり叩き起こしTHE ROOSTERS、花田さんと井上さんを見に水戸まで出かけたのだ。
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俺が本当の意味でロックに打ちのめされた原点はCAROLのラストライヴとルースターズの1stだ。
もし、この二つに出会わなかったら、俺は間違いなく違う自分になっていた。
考えられないが、それはスゲぇつまらないモノだっただろうし、曲りまがってもギターをやってなかった。

会場はJAZZ BARで行われたが、動けないほど超満員。
花田さんとも3~4年ぶりに会い、俺はすっかりDO THE BOOGIEに打ちのめされてきた。
以前のバンドの時、花田さんと一緒にLIVEをやった事があるがまたやりてぇな。
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by boogie444 | 2013-04-08 20:18 | JET GENNOUS AND MORE | Comments(0)